株式会社ブラボーグループが選んだTUGビルの魅力
ニューヨークのビルに似た外観に惹かれて
九段下、飯田橋、水道橋の3駅からアクセス可能な立地に立つTUGビル。フィットネス・健康・ライフスタイルに関する事業を営むブラボーグループがこちらにオフィスを構えたのは2006年のこと。さらに2012年にはフロアを増床し、18年もの長きに渡り入居されています。
今回はこちらの物件を選んだ決め手と長く入居している理由について、代表取締役会長のジョン・ボヴェル・ボードマン氏にお話を伺いました(以下、敬称略)。
PROFILEプロフィール
株式会社ブラボーグループ
代表取締役会長兼CEO
ジョン・ボヴェル・ボードマン
大学卒業後、マンハッタンを代表する高級ホテル『ウォルドルフ=アストリア』で実務経験を積む。
その後、ニューヨーク大学院でMBAを取得し、当時の東京銀行(現三菱UFJ銀行)ニューヨーク支店で金融の最前線に立つ。在職中、サイベックスのアジア事業を統括したことがきっかけとなり、フィットネス業界へ転身。
東京でサイベックスのアジア・パシフィックビジネスを運営し、ディストリビューターとして管理。97年、ブラボーグループを設立。99年からはLife Fitness Japanの立ち上げも行う。
CONTENTS目次
「音楽とムーヴメントで人生を変えていく!」をミッションに、フィットネス・健康・ライフスタイルを向上する最高品質の商品やサービスを提供
― まず、ブラボーグループの事業内容について教えてください。
ブラボーグループは、フィットネス・プロフェッショナルと関連ビジネスのための“Driving Force Creator”として、フィットネス関連コンテンツや教育コンテンツ、エクササイズツールの販売を行う他、コンサルティングや音楽ライセンシングなどを手がけています。
― 御社のミッションである『音楽とムーヴメントで人生を変えていく!』に込められた想いについても聞かせてください。
私たちが目指すのは、フィットネス・健康・ライフスタイルを向上する最高品質の商品やサービスをひとりでも多くのクライアントに提供することで、エンドユーザーの生活をより豊かなものにしていくことです。
そして、Movementを触発する素晴らしいコンテンツを通じて、フィットネス・プロフェッショナルと関連ビジネスを強化し、人々の人生をより豊かなものにすることをビジョンとしています。
さらに、丁寧なコンサルティングにより、クライアントやユーザーに必要なプランに加え、具体的な武器となるプログラム・音楽・ツール・教育等のソリューションを構築し、すべてのクライアントに成功の原動力を提供することをCore Valueとして掲げています。
8年前にオフィススペースを倍増、ビジネス拡大を実現
― 移転を検討された背景や当時抱えていた課題について教えてください。
移転を検討し始めたのは2000年代に入ってからのことです。当時、小規模ながらも事業が成長していくなかで、目黒・渋谷・三軒茶屋に借りていたレンタルオフィスが手狭になりつつありました。
そこで、十分な広さがあり、かつ都心部に位置するリーズナブルなオフィスを探すことにしたんです。
― こちらの物件を選んだ決め手について伺えますか?
多くのお客さまが訪れる場所として、まず建物自体に魅力がある物件がいいと考えていました。こちらはニューヨークのビルを彷彿とさせる、とても素敵な外観をしていて、そこに惹かれたのがひとつ。
また、オフィスとして十分な広さがあることはもちろん、ビジネスの成長に伴い、将来的にスペースを拡張できること。
さらに、従業員やお客さまがアクセスしやすい都心部にありながら、リーズナブルな賃料であったことなどが大きな決め手となりました。
― すでに入居されてから18年が経ちますが、使い勝手はいかがですか?
とてもいいですね。8年ほど前にもう1つフロアを借りてオフィススペースを倍増したのですが、それによりさらにビジネスを拡大することができました
九段下、飯田橋、水道橋の各駅が近くにあり、スタッフの通勤にも便利で、お客さまが訪れる際にも非常にアクセスしやすい立地であることも気に入っています。
管理人さんもいつも親切ですし、数年前、玄関ホールにエアコンが入ったことでさらに快適になりました。
― 従業員のみなさんの反応やこのエリアでのお気に入りスポットがあれば教えてください。
従業員たちはみんなオフィスの周辺エリアを楽しんでいますね。最寄りの3駅周辺にはレストランがたくさんあり、ランチの選択肢も豊富です。東京大神宮や皇居も近く、建物のすぐそばには散歩に最適な木陰の並木道もあります。
春には川沿いに咲く桜がとてもきれいで、毎年開花を楽しみにしています。
より多くの日本人が健康でアクティブなライフスタイルを実現できるように
― スリーウェーブの対応はいかがでしたか?
スリーウェーブのみなさんとビルのオーナーさんからは、いつも親切で手厚いサポートを受けています。
おかげさまでオフィスのレイアウト変更も希望通りにできて、トレーニングやインストラクターの教育、コンテンツのライブストリーミングなど、さまざまなビジネス活動に対応することができました。
― スリーウェーブで今後オフィス移転を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。
スリーウェーブさんは、常にこちらの立場に立ってさまざまな交渉をしてくださる会社です。とても力強い存在であり、信頼に値する素晴らしい会社だと思います。
― 最後に、今後の展望について聞かせてください。
新型コロナウイルスの影響で、3年以上にも渡り、クライアントであるフィットネスクラブの多くが営業を自粛したり、閉鎖されたことで、私たちのビジネスにも大きな影響がありました。
現在もビジネスの再構築を進めている最中ですが、私たちが運営するフィットネス業界の未来は非常に前向きであると考えています。将来的には、より高品質な海外フィットネスブランドを戦略的に増やしていく予定です。
「音楽と動きを通じて人生を変える」という私たちのミッションに沿って、効果的で楽しいエクササイズコンテンツとツールを提供し、より多くの日本人が健康でアクティブなライフスタイルを実現できるよう、これからも挑戦をつづけてまいります。
まとめ
TUGビルの竣工は1988年。しかし、レンガ調の外壁や縦長の窓が並ぶその外観からは、海外の歴史ある建物のような雰囲気が漂っています。アメリカでは内装を変えながら建物を長く使いつづけるため、このような趣のある外観にまず惹かれたというボードマン会長。
フロアを増床し、レイアウトを変えながら、18年もの長きに渡り使いつづけてくださっている、その理由の一端を垣間見た気がしました。
気に入ったものを手を入れながら長く使いつづける。そのような精神が、従業員やクライアントを大切にすることにもつながり、事業の成功にもつながっているのだと実感した取材でした。